第85回多言語化現象研究会のおしらせ

多言語化現象研究会のお知らせを転載します。

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第85回多言語化現象研究会開催のおしらせ

下記の要領で第85回研究会を開催いたします。ふるってご参加ください。 参加方法は末尾をご参照ください。


日時:2023年12月9日(土) 14:00~17:00

場所:場所:大阪大学豊中キャンパス人文学研究科A棟2階大会議室

最寄駅 阪急宝塚線「石橋阪大前駅」・大阪モノレール「柴原阪大前駅」

こちらのサイトの7番の建物です。 https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/top

対面とオンライン(Zoom)併用:参加申込方法は末尾参照。


第1報告 14:00-15:20

報告者:吉富志津代(武庫川女子大学)

題目:【新刊紹介】『ソーシャルビジネスで拓く多文化社会』(明石書店、2023年)

要旨:吉富志津代監修・特定非営利活動法人多言語センターFACIL編の『ソーシャルビジネスで拓く多文化社会――多言語センターFACIL・24年の挑戦』が本年9月に刊行されました。https://www.akashi.co.jp/book/b633926.html 本報告では、本書の内容の紹介をおこないます。


第2報告 15:40-17:00

報告者:吉井雄樹(関西学院大学言語コミュニケーション文化研究科博士課程)

題目:語学教材における「年齢を尋ねる」行為を巡る言説――批判的日本語教育の観点からの一考

要旨:日本語教科書において「何歳ですか」などの質問表現は初級レベルから見られ、基礎的な文型と言うことができる。しかし、近年、「年齢」のような社会的アイデンティティについて、パラダイムシフトが起きており、ある年齢集団に同じ特性を想定することには再検討の余地がある。そこで、本発表では「年齢」を静的な「年数」として区別することを辞め、人々の言語的実践による構築過程における「年齢」に着眼点を置く。そして、「年齢を尋ねる」行為を巡る言説が、日本語教科書でどのように評価され、どのような社会的背景のもとで学習/指導内容として選択されたのかについて考察する。そのために、日本語教育機関で採用数の多い教材である『みんなの日本語』シリーズにおける年齢に対する質問表現を巡るディスコースを批判的に読み、年齢に関する「常識的想定」を明らかにする。

●申込み:

〇オンライン参加の場合:前日までに以下にアクセスし、事前登録をお願いします。登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

開催時刻:2023年12月9日 02:00 PM 大阪、札幌、東京

このミーティングに事前登録する:

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZctfuyoqT0sGdxTdh_OlVB0pfHuUa6Jl2AM

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

登録者には当日参加用リンク(本人のみ有効)が送付されます。これで事前登録が完了します。資料は当日配布します。

〇会場に直接お越しの場合:webmaster@tagengoka.sakura.ne.jp 宛に、名前・所属と、懇親会参加有無を明記のうえ、送信してください。懇親会会場の予約、資料準備などの必要があるので、お早めにお申込みください。

●参加無料(どなたでもご参加いただけます)

主催:多言語化現象研究会 http://www.tagengoka.sakura.ne.jp

多言語化現象研究会事務局:webmaster@tagengoka.sakura.ne.jp