第86回多言語化現象研究会のおしらせ
多言語化現象研究会のお知らせを転載します。
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以下の要領で、第86回多言語化現象研究会を開催します。Zoom併用での開催ですが、淀川のお花見ついでに、ぜひお立ち寄りください。
多言語化現象研究会運営委員 安田敏朗
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下記の要領で第86回多言語化現象研究会を開催いたします。ふるってご参加ください。
参加方法は末尾をご参照ください。
日時:2024年3月31日(日) 14:00~17:00
場所:関西学院大学梅田キャンパス 1406番教室(アプローズタワー14階)
最寄駅:阪急「大阪梅田」駅 茶屋町口から5分。JR「大阪」駅 御堂筋口から10分など
https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
対面とオンライン(Zoom)併用
参加費:無料(どなたでもご参加できます)
第1報告 14:00~14:50
報告者:前田達朗(大阪産業大学)
題目:【事例報告】伝統芸能は地域言語を支えられるのか?
要旨:危機言語、継承言語の継承活動あるいは研究において歌や踊りなどの「芸能」の役割が強調されることは多い。伝えるメディアとして、「学習」した言語を実際に使う「場」として芸能が有用であることは間違いないが;①言語の危機がより深刻な地域の芸能は言語維持あるいは復興revitalizationにどれだけ関われるのか ②地域言語が衰退から消滅に向かう地域の芸能はどうなるのか、について琉球語地域のいくつかの事例を手がかりに考える。
キーワード 琉球諸語、language preservation、島唄、琉球列島(奄美群島)
第2報告 15:10~17:00
報告者:宋実成(ソン・シルソン、「題名のない講演会」弁士・猪飼野セッパラム文庫スタッフ)
題目:在日朝鮮人と朝鮮語100年史 ① 済州(チェヂュ)島方言編
要旨:報告者はここ数年、在日朝鮮人の100年史を「言語」の視点から考察する必要を感じてきた。本報告では、済州(チェヂュ)島ルーツの在日朝鮮人による言語使用の諸相について報告する。
キーワード:1・2・3・4世の済州島方言使用、民族教育・組織・経済・文化・親睦活動における方言の使用と影響、人名の方言発音、日本地名の朝鮮語発音、文字言語への影響、日本語話者化過程での一史実、在日朝鮮人特有の日本語使用、在日朝鮮人の日本語と日本人の日本語は同質なのか?
●申込み:
〇オンライン参加の場合:前日までに以下にアクセスし、事前登録をお願いします。登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
https://kwansei-gakuin.zoom.us/meeting/register/tZAkc-CtqDIvGNzey4ppO6PJ7DyqueaGcYEX
登録者には当日参加用リンク(本人のみ有効)が送付されます。これで事前登録が完了します。資料は当日配布します。
〇会場に直接お越しの場合:webmaster@tagengoka.sakura.ne.jp 宛に、名前・所属と、懇親会参加有無を明記のうえ、送信してください。懇親会会場の予約、資料準備などの必要があるので、お早めにお申込みください。
主催:多言語化現象研究会 http://www.tagengoka.sakura.ne.jp
多言語化現象研究会事務局:webmaster@tagengoka.sakura.ne.jp